画像データが写真データしかなかったり、デジタル形式のデータがあってもサイズが小さかったりすると、横断幕のような大きな印刷に拡大した場合、輪郭がギザギザした粗い画像になってしまいます。
このような場合に、トレース作業を行い、拡大しても画質が劣化しないデータにします。
(※複雑な画像のトレース作業は、別途お見積りさせていただきます。)
例として、以下のロゴ画像をトレースしていく過程をご紹介します。
クリックすると画像が拡大します。画質の粗い画像であることがわかります。

トレースの基になる画像を配置したところです。これが下絵となります。
今回は影になる黒っぽい部分とメインの紫の部分に分けてトレースしていきます。
まず影の部分を丁寧になぞっていきます。
紫色の裏に隠れている部分も描き出していきます。
影の部分が完成したら、トレースした影は一旦非表示にします。
次は紫の部分を同様になぞっていきます。
トレースが完了したら、下絵と同じ色合いになるよう色付けし、その他の微調整を行います。
下絵を消去して完成です。
できあがった画像です。
クリックすると画像が拡大します。輪郭が滑らかになっていることがわかります。
